こんにちは。永井貴子です。
今回は、乳幼児の誤飲についてお話しします。ハイハイや伝え歩きのできるようになった幼児は手の届く所にある物を口に入れて物を認識しようとします。誤飲したと疑われたときは、口の中を確認し、口の中に物をふくんでいたら指を入れて取り除きましょう。
乳幼児の誤飲事故で多いものとしてタバコがあげられます。タバコを2㎝以上飲み込んだ場合は、できるだけ吐かせて病院を受診してください。その際、水や牛乳などを飲ませてはいけません。吸い殻の入っていた水や缶ジュースを飲んだ時もすぐ病院を受診してください。タバコが2㎝以下だった場合は、4時間から5時間ほど様子を見て良いとされています。症状が出てくるようならすぐに受診しましょう。
その他に、ペットボトルのキャップ、化粧品類、ボタン型電池、アクセサリー、玩具、パック型液体洗剤、文房具関係などがありますが、できるだけ取り除き、少量のようなら、様子を見ましょう。ボタン型電池や1円玉、50円玉は気道を塞いでしまうこともあるので、子どもの頭を低くし、喉の奥に指を入れ、舌を押し下げて吐かせたりします。
乳幼児の手に届く範囲には周りの大人の気配りが必要です。あきらかに誤飲をしたと思われるときは慌てずに対処し受診しましょう。