スタッフブログ りんご病

こんにちは。看護師の嶋です。

昨日は台風が遠くにいたのに、雨風強かったですね。

傘を差していても風に吹かれて雨に濡れてしまいました・・・。

 

 

 

さて。伝染性紅斑(りんご病)が近隣の保育園、幼稚園で発生しているようです。

少し前まではお隣の川崎市で流行していたとのことでした。

 

伝染性紅斑は、顔に蝶形紅斑と四肢にレース模様の紅斑が出現します。両頬がりんごのように赤くなることから、りんご病とも呼ばれています。

ヒトパルボウイルスB19の飛沫感染により感染し、主に学童期(6~12歳)に多いのですが、乳児や幼児、大人も感染することがあります。一度感染すると終生免疫を得ます。

 

症状としては、感染後7~14日頃に(発疹が出る前)微熱や咳、鼻水、咽頭痛などの症状が出ることがありますが、出現しないこともあります。

感染後約10~40日(推定平均18日)で両頬に紅斑が出現します。顔面の紅斑とほぼ同時期に四肢にも紅斑が出現します。この時期に日光に当たると痒みが増すことがあるので、なるべく日光に当たることは避けましょう。全身状態も良いので、薬を飲んだりといった治療も必要ありません。

 

しかし、妊婦さんが感染すると胎児に影響が出ることがあるため、りんご病の患者さんと接触した場合は主治医にご相談ください。

また、大人が感染すると関節痛や関節炎が出現することがあります。

(子供が感染するよりも、大人が感染するほうが辛い印象です。)

 

予防接種はありません。りんご病は飛沫感染ですので、手洗いやうがい、マスクをして予防していきましょう。

 

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